大切な家族の守り方
深夜に息子がベッドから落ちて頭を打ってしまった。どうする?
夜中に父親が「お腹が痛くなってきた」と訴えてきた。どうする?
診療時間外に医療機関を受診したら、どうなる?
診療時間外は
割り増し料金がかかる!
診療時間外に受診すると、かかる金額も大幅に上がります。
●診療時間外の割増料金
※上記には健康保険が適用されますので、窓口での支払いは自己負担分(2割~3割)のみとなります。
※夜間の救急医療のために診療を行っている救急病院などは、時間外加算として初診時2,300円、再診時1,800円を加算する場合があります。
時間外受診が増えると
他にもこんな影響が…
- 緊急性の高い患者の受け入れや入院患者の急変時に影響
- 医療従事者の負担が増える
お金と時間の守り方
花粉症で鼻水が止まらないのに、病院に行く時間がない。どうする?
薬局やドラッグストアで市販薬(スイッチOTC医薬品)を購入することで起こりうる“いいこと”とは?
リフィル処方せん(定められた一定期間に繰り返し使用できる処方せん)で起こりうる“いいこと”とは?
ちょっとした心がけで
時間とお金の節約になる!
忙しくて病院に行く時間がない…
- 体調不良を我慢することで症状が悪化してしまう可能性がある
医療機関を受診する
回数が増えると…
- 通院負担(費用や時間)が発生する
「スイッチOTC医薬品」と
「リフィル処方せん」は
節約と時短の味方!
医師から処方される医療用医薬品のうち、副作用が少なく安全性の高いものを市販薬に転用(スイッチ)し、病院に行かなくても身近な薬局やドラッグストアなどで買える医薬品です。
スイッチOTC医薬品を
活用するメリット
- 病院が開いていない時間帯でも身近な薬局やドラッグストアなどで薬を買うことができる
- 病院に行く費用や時間を抑えることができる
- 「セルフメディケーション税制」で節税になる
セルフメディケーション税制を
活用しよう!
上記のマークがついている「スイッチOTC医薬品」を年間で12,000円以上購入した場合は「セルフメディケーション税制」で医療費控除が受けられます。
※セルフメディケーション税制には購入時の領収書(レシート)が必要です。
※通常の医療費控除を行っている場合は、セルフメディケーション税制を申告できません。
※対象のスイッチOTC医薬品や申請方法などの詳細は厚生労働省ホームページをご確認ください。
セルフメディケーションとは…
自分自身の健康に責任を持ち、軽度な不調は自分で手当すること。専門家による適切なアドバイスのもと、身近にある一般用医薬品の活用等により健康を確保するという考え方です。
長いあいだ同じ薬を服用している、病状が安定し、通院をしばらく控えても問題がないと医師が判断した場合に発行される、最大3回まで繰り返し使用できる処方せんです。
※投薬量に限度のある医薬品や湿布薬はリフィル処方せんにできません。
リフィル処方せんを
活用するメリット
- 通院にかかる費用や時間を抑えることができる
※詳細はかかりつけ医にご相談ください。
お薬の管理の仕方
重複服薬が増えることで起きる影響は?
はしご受診(同じ病気やけがで複数の医療機関を受診すること)をすると余計にかかるものは?
ポリファーマシー(多くの薬を服用することにより副作用などを起こしてしまうこと)を防ぐために、あなたができることは?
適切な受診と服薬は
健康管理の第一歩!
はしご受診は医療費がかさむ!
同じ病気やけがで複数の医療機関を受診する「はしご受診」は、医療機関を変えるたびに、再診療の約4倍の「初診料」、さらに「検査料」がかかってしまいます。
※上記には健康保険が適用されますので、窓口での支払いは自己負担分(2割~3割)のみとなります。
誤った服薬は副作用などの
リスクが高まることも!
服用する薬の種類が増え、飲み合わせが悪い薬や同じ成分の薬を重複して服用することにより、副作用などの有害事象を引き起こすポリファーマシーのリスクが高まる恐れがあります。
「かかりつけ医」と
「お薬手帳」をもって
正しく健康を管理しよう!
「かかりつけ医」とは健康に関することをなんでも相談でき、必要に応じて専門の医師や医療機関を紹介してくれる身近で頼りになる医師のこと。
かかりつけ医をもつメリット
- 日頃の健康状態を知ってもらえる
- 症状に応じた専門家の紹介がスムーズ
- 病気の予防や早期発見・早期治療にもつながる
お薬手帳をもつメリット
- 服用している薬について正しく把握・理解できる
- 複数の医療機関を受診する際や薬局で調剤を受ける際に、医師や薬剤師などに提示することで薬の相互作用や重複投与を防ぐ
- 医療費が安くなる場合がある※1
- 災害時「処方せん」なしで服用中のお薬を受け取れる※2
※1:前回の処方内容の記録があるお薬手帳の持参かつ、3カ月以内に同じ薬局に来局の場合(2022年4月末時点)。
※2:原則は薬局から主治医に連絡し、処方内容の確認後お薬を受け取れます。